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椎弓形成術後の看護

椎弓形成術後に行われる看護について解説します。

椎弓形成術とは?

椎弓形成術は、頚椎症性脊髄症に対する治療法の一つです。頚椎症性脊髄症は加齢により頸椎が変化することで、脊髄が影響されて様々な神経症状が出現する病態のこと。手先の細かな作業が難しくなったり(橋やスプーンが上手く使えない、字が書けない)上肢から下肢にかけてのしびれや疼痛、歩行障害などが起こったりと、首から下のほとんどに影響を及ぼします。

椎弓形成術に関する基礎知識については、以下のページにまとめているので参考にしてください。

椎弓形成術について詳しく見る

椎弓形成術後の看護

椎弓形成術後は合併症を予防するために、注意深く看護を行います。具体的な看護過程は次の通りです。

  1. 術後疼痛の変化を観察
  2. バイタルチェック
  3. ドレーンの観察
  4. 肩関節周囲の筋力の観察
  5. 日常生活動作の自立への介助

術後1日目から3日目には歩行が可能になりますが、個々の患者に合わせての介助が必要です。高齢の患者に対しては、術後のせん妄にも気を付けています。せん妄とは、環境の変化により脳の働きに支障が生じ、興奮により行動に一時的な混乱を起こす状態のこと。絶対安静というわけでなく、適度に体位変換を促しながら夜の自然な安眠に繋げています。

術後疼痛の変化を観察

椎弓形成術を行った後は、術後の痛み(術後疼痛)がどのように変化していくのかを観察します。例えば、血腫が貯留してしまえば激しい痛みが生じてしまいます。術後徐々に痛みが軽減している場合は経過観察で良いとされていますが、痛みが悪化している場合は、硬膜外血腫を疑い、迅速に処置する必要があるでしょう。

バイタルチェック

術後経過を観察する中で、バイタルチェックを行います。バイタルチェックとは、バイタルサインを測定し、異常がないかを確認することです。バイタルサインとは生命徴候のことを指し、脈拍・呼吸・体温・血圧・意識レベルの5つが基本となります。

血圧や心拍数、呼吸が安定していれば問題はありません。しかし、血圧や心拍数が急激に上昇したり、呼吸が乱れて不安定な様子が見られたりすれば、合併症を予測して医師に報告を行います。

ドレーンの観察

ドレーンとは、体内に貯留した血液や膿、浸出液を体外に排出する「ドレナージ」という医療行為に使用される管のことを指します。

椎弓形成術後のドレーン観察では、医師の指示通りの全体量や増加量、色調との違いがないかを観察します。次にガーゼの血液による汚染状況を観察。創部の腫脹・圧痛がないかを観察した後、最後に閉塞がないかを観察するという流れです。

肩関節周囲の筋力の観察

椎弓形成術後は肩外転障害が生じることがあります。この障害が生じる場合、多くは一過性の筋肉の血行障害によるもので、自然治癒します。しかし一部は障害が残ることもあるため、肩の動きが何によって障害されているのかを観察していくのです。

日常生活動作の自立への介助

ドレーンの抜去後は、歩行補助器を使用して歩行が可能になります。患者の様子に応じ、平行棒や歩行器、杖、独歩での歩行を介助。段階的に介助を行い、スムーズな歩行ができるようにしていきます。

   
2019年手術実績
新小文字病院脊髄脊椎外科治療センター 194件頚椎107件、胸・腰椎87件
九州中央病院 174件脊椎固定術、椎弓切除術含む
福岡和白病院 79件脊椎固定術、椎弓切除術含む
福岡整形外科病院 54件腰椎47件、頚椎7件
福岡市民病院 38件

引用元:
新小文字病院 脊髄脊椎外科治療センター (http://center.shinkomonji-hp.jp/wp-content/themes/sekizui/pdf/jisseki2001b.pdf)
九州中央病院公式 (http://kyushu-ctr-hsp.com/about/statistical/data/dpcdata/template.html)
福岡和白病院公式 (https://www.f-wajirohp.jp/indicator/)
福岡整形外科病院公式 (https://www.fukuokaseikei.com/disease/ope-table/)
福岡市民病院公式 (http://www.fcho.jp/shiminhp/shinryo/seikeigeka.html)

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