公開日: |更新日:
「頚部痛や肩こりの原因は?」「肩こりや頚部痛の治療法には、どのようなものがあるのか知りたい」と思っている方もいるでしょう。当記事では、頚部痛や肩こりの原因についてまとめるとともに、治療法もご紹介します。頚部痛や肩こりでお悩みの方は、ぜひチェックしてください。
首(頚部)や肩が痛い、いわゆる「こっている」状態にお悩みの方も多いでしょう。ここでは、頚部痛や肩こりの特長についてご紹介していきますので、チェックしてください。
頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症神経根症などの疾患では、頚部に痛みが見られやすくなります。
頚椎椎間板ヘルニアは、脊椎の衝撃をやわらげるクッションの役目をするゼリー状の椎間板が後ろ側に飛び出すことにより、神経を圧迫している状態です。神経根が圧迫されると、片側の首や肩などに痛みやしびれが出やすくなります。
頚椎症性神経根症は、片側の腕や手指などに痛みやしびれがみられます。首を後ろにそらすと、しびれや痛みが強くなるため、うがいをしたり、目薬をさしたりする動作がしにくくなるのです。また、腕の筋力低下や感覚障害が起こるケースもあるため、注意が必要です。
厚生労働省の調査(2016年)によると、肩こりは女性に見られる自覚症状の1位、男性では2位となっているもので、いわば国民病の1つです。肩こりは、首の付け根から肩と背中にある僧帽筋という部位を中心に、張る・痛み・重さなどの症状を感じたり、頭痛や吐き気などを伴ったりすることもあります。肩こりの大半は、本態性肩こりと呼ばれるもので、検査しても骨や神経には異常が見られないものです。
肩こりの要因には、長時間同じ姿勢でのデスクワークやカバンをいつも同じ側の肩にかけている、猫背や前かがみなど姿勢が悪い、なで肩、運動不足、精神的なストレス、冷房による体の冷えなどが挙げられます。
肩こりは、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症、五十肩などのほかに、高血圧や更年期障害、耳鼻科疾患、眼科疾患などの病気が原因のこともあるのです。このような場合には、元となっている病気を治療することによって、肩こりの改善が期待できます。
運動時に肩が痛む、手のしびれ、肩を動かさなくても痛む、少しずつ痛みが増す場合には、心筋梗塞や狭心症からくる危険な肩こりの可能性があります。心筋梗塞や狭心症の場合、胸全体に締め付け感や押さえられるような圧迫感を感じるケースが多いですが、以下のような症状がみられた場合、狭心症や心筋梗塞の可能性が考えられます。
お腹の上の方から口のあたりまでの症状は、狭心症や心筋梗塞の可能性があるため、速やかに医療機関を受診するようにしてください。
肩こりや頚部痛がある場合、どのような治療を行うのでしょうか。肩こりや頚部痛がある場合は、問診や触診、超音波検査、必要に応じて筋電図、血圧測定といった検査を行って、肩こりの原因を調べる必要があります。ここでは、治療法について詳しくご紹介します。
肩こりの治療には、湿布などを用いた薬物療法やマッサージ療法が行われます。入浴や蒸しタオルなどの温熱療法、運動療法なども効果を確認しながら実施する場合もあります。
痛みが強く見られる急性期には、三角巾などで肩関節の安静を図りながら、消炎鎮痛薬を服用したり、ステロイド注射を行ったりします。痛みが落ち着いてきたら、運動療法や温熱療法などのリハビリを実施。保存的治療でも症状が改善しない場合は、外科的手術を行う場合もあります。
福岡で脊柱管狭窄症手術の実績が豊富な
医療機関5選をCheck!
頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症神経根症などの疾患は、頚部に痛みが出やすくなるといわれています。肩こりは、頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症、五十肩、高血圧、更年期障害、耳鼻科疾患、眼科疾患などの病気が原因の場合があります。また、狭心症や心筋梗塞からくる場合もあるため、放置せずに専門の医療機関に相談をするのが望ましいです。
当サイトでは、脊椎脊髄疾患にみられる症状や椎弓形成術で実績のあるクリニックなどについて詳しくご紹介していますので、ぜひチェックしてください。
▼スクロールできます▼
新小文字病院 脊髄脊椎外科 治療センター |
九州中央病院 | 福岡和白病院 | 福岡整形外科病院 | 福岡市民病院 |
---|---|---|---|---|
2019年手術実績:194件 (頚椎107件、胸・腰椎87件) |
2019年手術実績:174件 (脊椎固定術、椎弓切除術含む) |
2019年手術実績:79件 (脊椎固定術、椎弓切除術含む) |
2019年手術実績:54件 (腰椎47件、頚椎7件) |
2019年手術実績:38件 |
※選定条件:公式サイトで椎弓形成術の手術実績を公表しており、低侵襲手術が可能で、リハビリ病棟を開設している福岡県の医療機関をピックアップしました(2020年11月調査時点)。